NO.79 『おじぃおばぁはうそついてない!」 沖縄の怒りが地響きとともに届いた。これを日本中の怒りへ!
29日、沖縄宜野湾市の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に11万人。
宮古郡民大会、八重山郡民大会にそれぞれ2500人。
130万県民の10人に1人近くが参加したことになる。
すっごーーい!!
沖縄戦での集団自決は、日本軍が関与したものではなかった。
教科書に軍の命令や強制だったと書いてはならない。
歴史を欺く文科省の教科書検定に対する怒りの声。
高校生代表の訴えを、「赤旗」記事より紹介します。(概略)
「わたしたちのおばぁやおじぃたちが、嘘をついているといいたいのでしょうか」
ふたりは「チビチリガマ」がある読谷村の高校生。
ガマでは、布団を燃やして窒息をはかり、毒薬を注射したり、鎌や包丁で肉親を殺しあうなど悲惨きわまる歴史があります。
「『敵につかまるくらいなら死を選べ』という教育や指示をうけ、手榴弾が配布され、極限状態に置かれた住民たちはどう感じたでしょう。手榴弾を配った日本軍は明らかに『自決』を強要している。」
「教科書から軍の関与を消さないでください。あの醜い戦争を美化しないで欲しい。たとえ醜くても真実を知りたい、学びたい、そして伝えたい。」
歴史認識の問題は、国内政治においても国際政治においても、熱い争点となっている。
政府は、疑いようもない事実を歪め、軍隊を美化し、戦争の非人間的な本質を隠すことに、躍起になっている。
大体、軍隊は国家を守るものであって、国民を守るものでないというこの本質をこそ、唯一の地上戦沖縄で見せつけたのだった。
ミャンマーを見てみよ。
民主化を求める平和的なデモに、発砲し国民を殺したのは、軍隊そのものだ。
政府は、「集団自決」をも、軍の運命に殉じた愛国心の表れとして描きたいのだ。
教科書を通じ次の世代の洗脳を企てている。
「戦後レジームからの脱却」を目指す靖国派は、従軍慰安婦問題でも、恥知らずな歴史の書き換えをたくらんでいる。この件では、親分のアメリカ議会からおとがめを受け,しばしおとなしくなっているが・・・。
侵略戦争の悲惨な体験から学び、
二度と戦争はしないと誓って、この国の歩みが始まった。
戦争体験を風化させず、事実をそのままに伝えることがますます重要になってきている。
沖縄県民は、その怒りによって日本中に呼びかけている。
過去は忘却のためにあるのではない。過去は未来につながっているのである。
「歴史の真実をそのまま
次の世代へ伝えることが
日本を正しく歩ましめる
ゆがめられた教科書は
再び戦争と破壊に向かう」
(集会アピール)
右も左もなく、立場の違いを超えた文字通り島ぐるみ。
歴史の真実の生き証人がいる。真実の力を証明した集会。
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2007.10.01 | | Comments(4) | Trackback(0) | ・歴史改ざん許すな
