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NO.851 生きることの困難は 主権者である国民の力が打ち破る。

 年の瀬もだいぶ押し迫りました。予約投稿です。今頃は鹿児島の実家で、甥の結婚式に参加中かも。

 先日の過去ログ:NO.844 私は怒っています!・・・視点・論点 派遣切り (湯浅誠) YouTubeよりで、湯浅氏のことについて触れましたが、彼は一貫して「市民の責任」について言及しているのが、一つの特徴だろうと思う。 
 一週間ほど前「再出発日記」さんから 歴史的な文書「政治の監視、市民の責任」 と題するTBを頂いていました。

 湯浅さんが、『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』で「大佛次郎論壇賞」を受賞し、朝日新聞で紹介された時の記事です。改めて、みなさんにもご紹介。

今朝の空 3


政治の監視、市民の責任 

大佛次郎論壇賞を受賞して
湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)


 今回、大変栄誉ある賞を受賞させていただいたが、率直に言って、複雑な思いがある。『反貧困』という本を書いて、貧困などないと言われてきた日本の貧困の実態を告発し、それに抗する人々の奮闘を描いたわけだが、では状況が劇的に変化したかと言えばしていない。

 すでに大量横行している、単なる雇い止めを超えて、違法な予告なしの中途解雇も少なくない。もちろん被害は製造業非正規に止まらず、建設業・サービス業等にも波及し始めている。

 私の所属するNPOもやいにも、相談者が訪れ始めている。キャノンのある工場で働く派遣労働者は、05年から偽装請負→派遣→請負とめまぐるしく雇用形態を変更させられながらも、3年以上まじめに働きつづけてきたが、今月4日から待機を命じられた。期間満了を迎える25日には、あっけなく更新を拒絶され、仕事を失い寮も追い出されるではかと不安のどん底にある。

 今回の不況「人災」

 日本経済にとって、今回の米国発不況は「天災」のように言われることがある。しかし、アメリカン・スタンダードをグローバル・スタンダードと言い換えて、新自由主義的資本主義に無批判に追随してきた経営者団体、規制改革会議、経済財政諮問会議等の責任は大きく、その意味では「人災」である。にもかかわらず、反省の弁は聞こえてこない。結局も自己責任を棚上げする人たちが主張していたものなのだ。私たちが、そんな下劣なものに引きずられる必要はない。

 私たちの取るべき責任は他にある。それは、市民生活が健全に保たれるように政府・企業を監視し、法を守らせ、一人一人の命と暮らしを守る政治を行わせる、という責任である。「お金がないから仕方ない、不況だから仕方ない」と言って、結果的に弱者の命を削ることになる政策を採用しようとする政治家は、いくらでもいる。しかしそのとき、医者は「この患者を見殺しにしろというのか」と、介護ヘルパーは「この寝たきりのお年寄りを放置しろというのか」と、労働者は「今日まで一緒に働いてきたこの仲間を路上に放り出せというのか」と異議申し立てをしなければならない。それが、市民としての責任だ。

 私たちの毎日は、「この人、あの人」と名指せるような家族・友人・同僚らとの身近な関係の中に、その一人が苦しんでいれば心ざわつき、死ねば悲しい。それが私たち市民の日常であり、その平凡な生活を守るのが政治の役割に他ならない。難しそうな顔をして国家財政の危機を語る政治家に、私たちは一瞬もひるむことなく、「この命、この生活を守れないならは、あんたは政治家失格だから退場しなさい」と言っていい。

 そうするとすぐに「では財源はどうするのだ」と威嚇されることがある。2年前まで、私たちにとって「埋蔵金」など存在しなかった。しかしそれが「ある」ということになった。私たちに真実は伝えられておらず、したがって正確な判断もできない。それは私たちの責任ではない。「財源問題は、すべてがきちんと整理されて公開してくれるなら検討しますよ」とこたえればよく、そんな威嚇にひるむ必要はない。

 主権は民にある

 結局、私たちはナメられてきたのだ、と思う。自らの責任を棚上げしたところでの自己責任論や、情報公開なき財政危機論で黙らせられる、と見くびられてきた。私たちに責任があるとしたら、そこにこそ責任がある。私たちは、どんな悪政にも黙って付き従う羊の群れではない、と示さなければならない。政権を担う人たちには、私たちを恐れてもらわなければいけない。そのとき初めて社会は健全となり、悪化し続けてきた世の中に、折り返し点がもたらされるだろう。主権は民に在る。私たちはもう一度、その原点を思い起こすべきだ。(2008.12.17 朝日新聞)


 湯浅氏の主張は、何ら目新しいものでもない。当たり前にしてシンプル。単純明快なのだ。 
この国の憲法は「主権在民」を高らかに謳ってはいるが、この国が真に国民が主人公として生きて暮せる国になっているのか。この国の様々な矛盾や困難を、人々が生きることの困難を、私たちは主人公として向き合い、その解決のために何をなすべきなのか。

 一人ひとりの人間の「生きづらさ」に向き合い、立ち上がろう、声を上げようと呼びかけている。きわめて当たり前なこの呼びかけは、当たり前すぎるが故に、あまり注目もされない時代が続いた。この呼びかけが新鮮なほどに、時代は病み、「主権在民」「民主主義」は危機にあるということではないだろうか。

 生きることの困難は、この危機と裏腹なのだ。そしてこの危機を乗り越えるのはとりもなおさず、主人公としての市民、国民なのだ。当たり前のことを当たり前に・・・、新しい年への希望とすべきか。



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