NO.848 派遣切り・・・運動に押され政治の力もはたらきだした。
日本経団連の御手洗会長が、「社会通念上妥当と認められる理由がない限り、(就職)内定取り消しや派遣契約の中途解約を行うべきでない」と発言していたようだ。
御手洗・経団連会長:「新雇用促進策、打ち出したい」(毎日JP)
日本経団連の御手洗冨士夫会長は22日、経団連の評議員会であいさつし、急速に悪化する雇用情勢について「社会通念上妥当と認められる理由がない限り、(就職)内定取り消しや派遣契約の中途解約を行うべきでない」との考えを述べた。さらに「政府とも協力して新しい雇用促進策を打ち出したい」と語り、何らかの対応策を検討する意向を示した。
来賓として出席した麻生太郎首相は「経済界も雇用の安定にご協力いただきたい」と改めて要請した。非正規従業員が解雇に伴い住居を失うことが社会問題化しているが、首相は「この年末、何より切実なのは住むところ。少なくとも(離職者が)そのまま社員寮などに住み続けることができるようにしていただきたい」と語った。
記事では麻生総理も要請していたようだが。
動きを作ったのは、なんと言っても共産党の会談でしょう。
12/18 志位委員長が日本経団連と会談 会談後の記者会見
こちらも参考に→http://www.jcp.or.jp/ranking/page/272_inc.html
政府も与党も他の野党も動かない中、真っ先に取り組んできたのが共産党。
18日に会談で要請している。22日の御手洗発言は明らかにこれを受けたものだ。
そして、24日のいすゞの中途解雇撤回も、25日の日産の方向転換もこれに応える対応と見ていいだろう。
共産党は小さいが一生懸命にやっている。かつては会談にも応じなかった経団連が、初めて会談に応じたのもその後ろに労働者と国民の大きな怒りと運動があったからだ。たたかいこそが道を切り開く。
参考過去ログ:
NO.827 共産党、経団連と初会談 大量解雇の中止を迫り、社会的責任を追及した。
NO.843 いすゞ、違法な中途解雇撤回・・・たたかってこそ!
NO.846 反撃は確かに始まっている!
こんな小さな政党でも国民の声を背景に、これだけのことが出来る。
政治が結束して事に当たれば、どれだけ大きな力になり多くに人々の「命の危険」を守り、生きる勇気につながったことかと思うと、日本の政治の歪みが思い知らされる。
国民が主権者、主人公として声を上げ政治に物申すことがどれほど大切なことか。
好き嫌いはあれ、共産党の取り組みは評価せざるを得ないのではないだろうか。
いつもありがとうございます。
ランキングー

↓ ↓


- 関連記事
-
- NO.855 遅すぎる厚労省の対応、言葉通り「全力」でやれ! (2009/01/03)
- NO.854 年越し派遣村支援のために行政は直ちに動け! (2009/01/02)
- NO.853 08-09 年越し派遣村・続報 & ご協力のお願い (転載) (2008/12/31)
- NO.850 根本的な雇用政策として転換を・・・日弁連が意見書。 (2008/12/27)
- NO.848 派遣切り・・・運動に押され政治の力もはたらきだした。 (2008/12/27)
- NO.847 私は怒っています!・・・視点・論点 派遣切り (湯浅誠) YouTubeより (2008/12/27)
- NO.846 反撃は確かに始まっている! (2008/12/27)
- NO.843 いすゞ、違法な中途解雇撤回・・・たたかってこそ! (2008/12/25)
- NO.842 NHKスペシャル 『セーフティーネット・クライシスII 非正規労働者を守れるか』youtube動画を追加し再掲。 (2008/12/25)
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2008.12.27 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・雇用と労働問題Ⅱ
