NO.86 「陶友」という名前・・・・陶友の歴史1
「『陶友』の生い立ちとあゆみ」というカテゴリーで、陶友の歴史を、そこに関わった思いもこめて書き記しておきたいと思う。順不同になると思うが、陶友を応援してくださる方々にも知っていて欲しいと思う。
作業所つくりに本格的に動き出したのは、1991年の秋ごろから。
大学卒後に、知的障害者の施設に勤め13年目にはいっていた。
その間自分なりの努力はしたが、私の理想とする施設への見通しは無くなっていた。
私の実践は評価されつつも、理念と思想が煙たかったらしく、万年平で次々に後から来る人が主任になったり・・・。ポストはどうでもいいのだが、陶芸の腕とか処遇の技術とかだけが施設に都合よく利用されているだけだった。要するに、干されていた。
雇ってもらったお礼は十分にした、自分の理想を形にしたいと思ったのだ。
そこら辺はいいとして・・・。
新しく作る作業所の名前をどうするか。
陶芸をやるからには「陶」の字を入れたい。
漢和辞典で調べる。
その意味は、「やきもの、教え導く、伸びる、楽しむ、喜ぶ」とある。
ピッタシだ!薫陶、陶酔、陶然・・・ね!
さてもう1字は?みんなで、仲間になって・・・と言うことで「友」にして、「陶友」にしようとおもった。
しかし、気になった。自分の名前に「友」がついてる。
自分の名前をつけて私物化しているという誤解を招きたくない。
当時の園長に相談した。(この方のことはいつか書く。13年目にして、初めて私を正当に評価してくれた3代目の施設長である。)
「あなたの名前に『友』がついてると知ってる人は、そういないだろう。」
そう言えばそうだ。考えすぎだった。
電話帳見ても、ダブル(今風に言えば、カブル)名前はなかった。
かくて、「陶友」で行こう!と決めた。
新しい取り組みにエンジンがかかった。
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2007.10.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・陶友の歩みと出会いⅠ
