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NO.889 「年越し派遣村」とはなんだったのか。①

 秘書課の玲奈さんが、「年越し派遣村」への「批判」が日本を崩してゆく (1)と危惧する記事を書いている。

「年越し派遣村」への「批判」がインターネット上で目立ちます。新聞にもそういう投書が多く来ているらしいです。そのような「批判」が目立つほど多いことは日本社会にとってたいへんにまずい現象ではないか、そう思ってこの記事を書きます。
・・・中略
このような「年越し派遣村批判」に日本社会の病理が隠れていると思わずにはいられません。
例の自民党の坂本哲志議員・政務官もそうでしたが、上で紹介したブログ記事を中心に参考にしながら、そのような日本社会の病理を次のように整理してみました。(考えるための下書きのようなものですが。)

「個別ケースを離れて、あまり役に立たない一般論を言いたがる人、あるいはそのような態度。」
「現状を知らずに、思考も経ずに、その結果、我田引水で脊髄反射の決まり文句しか言えない人、あるいはそのような態度。」
「できるだけ正確に現状を調べる認識する習慣、態度ができていない人、あるいはそのような態度。現状認識の誤りを自ら修正できない人、あるいはそのような態度。」
「『サヨク』叩きしかしない、社会問題について怠慢なある種の右派、あるいはそのような態度。」
「税金がどのように使われるべきか、政治の役割が何であるか、社会保障は何のためにあるのか、それらについて理解が足りない人。」
「責任を自己に向けるように仕向けられる社会構造と精神構造。」
「他人に対する不信感。同胞であるはずの者たちへの不信感。」(以上、部分引用)

 ここでその病理について立ち入って議論はしないが、改めて、「派遣村」とはなんだったのかについて、押さえておきたい。

困った人はきてください・日比谷公園に「年越し派遣村」


 年越し派遣村は、日本の雇用と労働の実態の中で、大企業による違法・異常な派遣きりによって仕事も住みかも失った人々の命を守るために力を合わせた、連帯の取り組みであった。

 この間、それぞれの個人個人の上に振りかかった貧困は、個々人の問題=自己責任に帰する問題として社会の中に埋もれてきていた。政府は貧困調査さえもしてきていない。

 派遣村は、まさにその「それぞれの個人個人の上に振りかかった貧困」とその原因を、、社会に目に見える形で明らかにし、解決を呼びかける行動となった。即ち、派遣村は、労働者を人間として見ず、部品かモノ扱いにする大企業が強行した「企業災害」の結果だ。そして、それを許したのは、労働の規制緩和を進めた政府であり「政治災害」だと。責任は将にそこにあると。

 そこで、直接経団連に申し入れたり(経団連は非情にも門前払いを食わせるのだが・・・)、政府にも働きかけ、厚労省が講堂を開放したり、不十分ながら何らかの形で政府が一定の責任を持たざるを得ないところまで追い込んだ。

 いわば、労働者・国民が自らの生きる権利のために行動し、政治を動かす、大きなきっかけを作った歴史的な取り組みと言っていいだろう。実際、万単位の首切りがあっても、それだけではこういう変化は生まれなかっただろう。そういう意味では数百人、支援者も合わせても数千人の人々の行動が、人間的連帯の共感を呼び、大きなうねりとなったのだ。

 「派遣村」を批判する人たちの論?調は、それを社会問題としてとらえる視点に欠け、旧態依然とした「自己責任論」に縛られている。問題を「政治災害」というふうに捕らえることができなくて、結果としての貧困と生きづらさを個々の不幸な同情すべき、あるいは甘えた「現象」としてしかとらえきれないのである。

 そうした認識からは、「派遣村」の取り組みは、「同情はする」ものの、「政治利用だ」とか、「困った人はいくらでもいる」程度にしか見れないのである。

 その中心になった湯浅氏に対する個人的な批判まで出てくる始末である。彼の問題意識は初めから、「日本の貧困の実態を明らかにし、これを社会的に解決する」ことにある。

 今回、派遣きりにあい不幸にして食と住処を失った人々の問題は、決してその人個人に固有の原因で現れた出来事ではない。派遣村は、それを社会問題として目に見える形で、国民の前に明らかにしたところに最大の意義があるだろう。そして、そうであれば当然、社会的に、政治的に解決を図る・・・当然の、ことだ。政治利用などと言う的外れな批判は、政治が何たるか、民主主義が何たるかを知らないか、それを敵視し為にする議論だ。

  (ここら辺のいくつかについては労働組合ってなにするところ?のみどりさんが丁寧に反論していますので、紹介しておきます。)

 こうしてみると、玲奈さんの「日本社会の病理」もうなずけるのである。

事実は、こうした批判を乗り越えて前進している。
ちょっと大げさに言えば、「犬は吼えても歴史は進む」である。(続く)

続きはこちら→NO.891 「年越し派遣村」とはなんだったのか。②

 

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2009.01.16 | | Comments(3) | Trackback(13) | ・雇用と労働問題Ⅲ

コメント

人間らしく生きるということ

>事実は、こうした批判を乗り越えて前進している。
ちょっと大げさに言えば、「犬は吼えても歴史は進む」である。

仰るとおりです。まともな人間の運動が進めば、当然「犬の吼え声」は大きくなります。肝心なのは、その大声を更に越える運動が、客観的には、要請されて来ているということだと思います。

2009-01-16 金 15:23:10 | URL | bboxi #- [ 編集]

bboxi さんへ。

コメントありがとうございます。
あまり大きな犬はいないようですが・・・。
本物はあまり吼えないからね。

おっしゃる通り、たたかいですからね。

2009-01-16 金 15:59:46 | URL | 友さん #- [ 編集]

引用させて頂きました

記事を引用させて頂きました。
問題意識が共有できます。

弱い犬が良く吠えるそうです。

今年もよろしくお願いします。

2009-01-17 土 02:18:06 | URL | 大津留公彦 #ZMUMkWGc [ 編集]

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