人生の道すがら、人にはそれぞれの出会いがあります。
「出会い」についてもこのブログで書いてみたいと思います。
特に私は、これといった能力もなく生きてきましたが、自慢できることが1つだけあるとすれば、それは「出会い」の豊かさじゃないかと思います。
出会いの重みも受けた影響もそれぞれです。
新しいカテゴリー「出会いについて」で、これまでの出会い、これからの出会いを記していきます。
先ずは、このカテゴリーのプロローグ。
人生の豊かさは、人間関係の豊かさじゃないかという話。
もう10年近くも前だと思う。
新築なった陶友に、年配の方が尋ねて来られました。
どういういきさつでここに来たのか・・・。
はっきり覚えているのは、自己紹介のときに
「私の趣味は”ひともうけ”です。」と言った事です。
「変わったおっさんやな。こんな貧乏作業所に、金儲け趣味の人が・・・、いやだなあ、適当に付き合うか・・・」
と思ったものです。
その方は、地域つくりや都市計画のプランナーで当時、九大学研都市構想検討メンバーもされていました。
彼の持論。1999年11月14日付け西日本新聞「日曜インタビュー」より転載します。
「世の中は、核家族から個族社会、一人社会になってきた。刹那的な事件も孤立化の中で起こっている。これからはもっと、個人個人がばらばらになっていくのではないか。」
「大正9(1920)年から平成7(1995)年までに日本の人口は2,2倍になったが、単身所帯の方は17,5倍にもなっている。だから家具も”個具”になった。携帯電話も個具だ。物だけじゃなく食べるものも個食化しコンビニや100円ショップは個族化社会のニーズにこたえて大成功している。これからは、人の話を聞いてあげる業、個人会話を仲立ち、サポートしてあげましょうという業がはやるのではないでしょうか。」
個族化社会は、血縁や共同体に頼っていけないのだから「主体的なネットワークを持たないとダメだと思う。遠くの親戚よりも近くの他人。孤立しないためには沢山の人たちとネットワークを組まなければならない。そのためには、常日頃から付き合いを大切にし、(金儲けではなく)“人もうけ”をしておかねば」
新聞記事を引用するまでもなく、彼はそのようなことを話し、作業所でのネットワーク作りに関心をもっての来訪だったことが分かった。
彼の地域社会と人々の関係に関する、分析と、「個族社会に”人もうけ”を」という考えには甚く共感した。
私は、作業所運動はある意味において、地域社会における「人間関係の再構築」だと考えている。いくら施設や制度が整っても、障害者に対する理解や、共に生きる共感が地域社会に涵養されなければ、それは、障害者にとって生きやすい社会とは言えないだろう。
それ以降、私は”人もうけ”という言葉をパクり、様々な機会に使わせてもらっている。
仲間たちの周りに、どれだけの価値ある”人もうけ”をすることが出来るか。
これが、私たちの仕事であり、作業所の任務とも言える。
作業所作り運動を、新たな視点でとらえる「言葉」をいただいた。
そんな出会いとなった。
しばらくは、芋ほりや蕎麦打ちなど、仲間たちも呼んでいただいて交流が続いた。
この経験が、応援団「ゆうゆう」の結成へも生かされていくことになった。
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2007.10.08 |
| Comments(5) | Trackback(57) | ・陶友の歩みと出会いⅠ
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来年五月五日に幕張メッセに7千人を集めた国際会議をやろうという運動があります。
私も賛同しました
2007.10.08 | 大津留公彦のブログ2
ニュースペーパーの映像をyoutubeで探しましたらありました。日本テレビのすっきりという番組に出たときのものです。
2007.10.11 | 大津留公彦のブログ2
昨日の金八先生の紹介した茨木のり子の詩の記事で間違いがありました。
詩の題が違っていました。
「きらりと光るダイヤのような日」ではなく
「ぎらりと光るダイヤのような日」が正解でした。
2007.10.13 | 大津留公彦のブログ2
今日の金八先生で最も印象的だったには次の言葉
人生は自分が出した答えだけが答え
2007.10.19 | 大津留公彦のブログ2
BSでライスショックの再放送を見た。
これほど日本の農業が危機に瀕しているとは思わなかった。
むしろ日本では一路に米が作れなくなりつつあるといった方が正確だろう。
2007.10.22 | 大津留公彦のブログ2
アメリカ政府の日米年次規制改革要望書が10月18日に発表された。
またまた日本の国民には難題が降ってきそうである。
(ビジネスマンにはここにビジネスチャンスがあるということでしょう)
マスコミは全く報道していない。
ブログで散見する位である。
訳はまだないよう...
2007.10.24 | 大津留公彦のブログ2
私は嘗てイラクに住んだことがあります。
それもクルドの問題で話題になっているキルクックに。
前にその体験を講演したことあがりそれはブログ記事に残っています。
2007.10.31 | 大津留公彦のブログ2
nhkの番組ライスショックのショックが大きくて日本の農業はつぶれるのかと悲しんでいる。
そんなときに年間契約したあきたこまちの新米が届いた。
やはりうまい!
2007.10.31 | 大津留公彦のブログ2
小沢さんと福田さんはどんな話をしたのだろう?
国会審議や党首討論まで延期して開かれた「密室協議」
しかもお連れは冒頭と最後の役10分だけで二人だけで1時間も話している。
2007.11.01 | 大津留公彦のブログ2
strong>お父さんとの最初の思い出は何でしょうか?
今日に金八先生でみんなに投げかけれた問いです。
皆さんいかがでしょうか?思い出せますか?
2007.11.02 | 大津留公彦のブログ2
加川良の教訓1という歌がある。
1971年の歌だが非常に現代的なテーマを持った歌だと思う。
2007.11.04 | 大津留公彦のブログ2
日本シリーズの優勝決定の試合で8回まで完全試合だった山井投手を落合監督が変えたことはどうしても理解できない。
2007.11.04 | 大津留公彦のブログ2
民主党の小沢一郎代表が辞任すると言う。
安倍晋三という人の辞任があったはずだがすっかり小沢一郎と言う人の辞任にお株を奪われてしまった。
「アベする」が今年の流行語になる予定だったようですが「オザワる」に取って代わるかも・・
2007.11.05 | 大津留公彦のブログ2
当分小沢ネタが続きそうだ
2つ記事を紹介します。
1つは防衛利権の力学
もう一つは小沢辞任へのナベツネとラックフェラーの影響力の話
2007.11.06 | 大津留公彦のブログ2
「大連立を持ちかけたのは小沢氏という「謀略報道」について読売とナベツネは責任を取るべきだろう。
これはどうも読売の全くの作り話だったようだ。
2007.11.08 | 大津留公彦のブログ2
「年金問題や税制、そして憲法や安全保障など多くの懸案事項を一挙に解決するために、大連立が必要なのである」?
2007.11.10 | 大津留公彦のブログ2
ニコニコ動画と言うものをはじめて見た。
映像にコメントがオンラインでできると言うのはなかなか面白い。
コメントを書いたらすぐに反応が来るのが面白い。
2007.11.11 | 大津留公彦のブログ2
今日の金八先生で自殺抑制ロールプレイングゲームと言うものをやっていた。
学校でこれをやらざるを得ない状況が悲しい。
2007.11.15 | 大津留公彦のブログ2
私が最近真っ先にチェックする11・24付け週刊現代に「平成のロッキード事件」と小沢騒動の真相という特集記事があった。
民主党支持者も良く読むべき記事だろう。
記事は3本立てで
その1は松田賢弥氏の書いた
野中広務と「小沢一郎と消えた湾岸戦費1兆円」
2007.11.17 | 大津留公彦のブログ2
11・24付け週刊現代に「平成のロッキード事件」と小沢騒動の真相という特集記事の二回目です。
2007.11.18 | 大津留公彦のブログ2
11・24付け週刊現代の記事の続きです。
2007.11.21 | 大津留公彦のブログ2
駿の女形が美しかった。
なんだかすごみがあった。
この配役は最初からこの踊りを前提にしていたのだろう。
2007.11.23 | 大津留公彦のブログ2
12月15日で「新テロ特措法案」=洋上給油・派兵法案は廃案になります。
今の状況の中では「新テロ特措法案」は「新テロ促進法」と言えるのではないでしょうか?
武力で平和は作れません!
2007.11.23 | 大津留公彦のブログ2
低気温のエクスタシーbyはなゆーにトラックバック頂いた「日本のブログの限界→リアル社会に影響力を与える力が弱い」という記事の中の以下の記事が目についた。
2007.11.25 | 大津留公彦のブログ2
☆中島岳志的アジア対談:フリーター、「左派」or戦争--赤木智弘さん
2007.11.25 | 大津留公彦のブログ2
赤木智弘氏が気になる。
2007.11.27 | 大津留公彦のブログ2
「反戦と抵抗の祭(フェスタ)2007
生きのびる」
2007.11.28 | 大津留公彦のブログ2
木曜日の夜はティシュが要る。
金八先生の今回のスピーチの白眉は「we have a dreamと答えよう」であり。
番組の最後の金八先生の言葉はやはり「we have a dream」だった。
2007.11.30 | 大津留公彦のブログ2
8時間半に及ぶ長い集会に参加した。
しかも間に表参道・原宿をサウンドデモというトラックの荷台で行うロックコンサートと共に行うデモまで入っていた。
雨宮処凛さんと赤木智弘さんの話を聞く為に出掛けたがそれ以外にもなかなか刺激を受ける事の多い会だった。
2007.12.02 | 大津留公彦のブログ2
今日のサンデープロジェクトで「限界集落」という言葉を知った。
高齢者率が高く集落を維持できなくたった集落です。
なかなかショックな内容でした。
サンプロは司会者の態度は気に入らないが特集がいい。
2007.12.02 | 大津留公彦のブログ2
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉」のサウンドデモ
2007.12.05 | 大津留公彦のブログ2
今日映画「サラエボの花」(原題「グルバヴィッツァ」)を岩波ホールで見た。
映画が終わってもエンドロールが終わるまで誰も立ち上がらない。
この映画の持つ力と岩波ホールの客の意識の高さを同時に感じた。
2007.12.07 | 大津留公彦のブログ2
今日のサンデープロジェクトの特集は先週に続いて「限界集落」
今回は都市の「限界集落」も取り上げられた。
2007.12.09 | 大津留公彦のブログ2
新テロ特措法は[新テロ促進法]
又は
「アメリカの報復戦争支援法」
「テロとの戦い」や「国際貢献」するものではない。
日比谷野音の新テロ特措法に反対する集会に参加した。
2007.12.12 | 大津留公彦のブログ2
過去に2回、NHKスペシャルではワーキングプアの問題を取り上げ、大きな反響を呼び、「ワーキングプア」という言葉は急速に社会に広がっていった。
今回(12・16)はその3回目で海外の取材を含めその解決策を探る。
2007.12.17 | 大津留公彦のブログ2
NHKスペシャルの年金特集を見た。
2007.12.18 | 大津留公彦のブログ2
20万アクセスが近づいています。
20万アクセスを踏んだ人に商品を送ろうと思います。
前のブログもほぼ20万だったので合計40万アクセスとなる。
考えてみればとてつもなくすごい数です。
2007.12.19 | 大津留公彦のブログ2
BS特集 33か国共同制作 民主主義~世界10人の監督が描く10の疑問 ▽米国▽ボリビアを見た。
なかなか世界の報道陣の叡智と勇気を感じる番組だった。
2007.12.23 | 大津留公彦のブログ2
今年見た映画の評価をして見ました。
旧作は外しました。
今年は新作は11本しか見ていない?
BLOGに残った感想文はこれだけしかありませんでした。
直感でなく少しでも客観的にするために娯楽性(おもしろいか)、社会性(社会的に意味があるか)、芸術性(芸術的に優れて
2007.12.24 | 大津留公彦のブログ2
今年の私のテレビ番組に関する記事は下に挙げた42本です。
ジャンルも内容も千差万別で少し無理がありますがコメントなどの反応も加味してあえて自分なりのベストテンを作って見ました。
2007.12.28 | 大津留公彦のブログ2
今日(12月29日(「カストロ・人生と革命を語る」というフランスのテレビ局のキャスターがインタビューしたものの再放送がBS1で 5回4時間以上に亘ってあった。
このインタビューはほぼ5年前のものだが、カストロは現在病床にある。
これだけの長時間のインタビューはもう...
2007.12.30 | 大津留公彦のブログ2
連歌というものがあります。
志村建世のブログとそれに影響を与えた杉浦 ひとみの瞳の真似をして私もやってみようと思います。
2007.12.30 | 大津留公彦のブログ2
マガジン9条の伊藤真氏(伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長)と小林節氏の対談が興味深かった。
ほとんど二人のトーンが合っている。
憲法のことを知らない「無知」へ警告している。
護憲派も改憲派も憲法のことをもっと勉強すべきだろう。
2007.12.31 | 大津留公彦のブログ2
大晦日の夜に2007年を振り返ります。
(「がきつか」にチャンネルを奪われましたので紅白を見ておりません)
今年のトップニュースは
ブログ的には
AbEndついになる
個人的には
転職し家族と暮らすことになる
世の中的には
参院選で自公敗退し野党が過半数と...
2007.12.31 | 大津留公彦のブログ2
あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いいたします。
元旦の歌を作りました。
今年は短歌でスタートです。
2008.01.01 | 大津留公彦のブログ2
(「カストロ・人生と革命を語る」というBS1の番組の第一回目「歴史は私に無罪を宣告するだろう」に続いて2回目を書きます。
この回はカストロの盟友ゲバラのことです。
2008.01.03 | 大津留公彦のブログ2
イギリスの核兵器を無くす運動ファスレーン365の昨年夏の日本チームの英国での活躍の様子を代表である佐賀大学の豊島教授から正月の上京の機会に他の三人と一緒に直接聞く事が出来た。
豊島教授の書いた報告記事は雑誌[世界]の1月号に出ていると聞いていたので事前に読
2008.01.04 | 大津留公彦のブログ2
会社の中も外も昨日今日とこの話題で持ちきりだ。
それは1・8の日経の1面を飾ったこの記事だ。
ユーチューブが見られるテレビ、松下が北米で発売へ
2008.01.10 | 大津留公彦のブログ2
テレビで新型インフルエンザの特集がある。
明日はドラマで明後日はドキュメンタリーで。
2008.01.11 | 大津留公彦のブログ2
草思社の破綻・読書離れの深刻さ示す
という記事が今日の日経の40面にあった。
草思社は新年早々民事再生法の適用を申請した。
2008.01.11 | 大津留公彦のブログ2
大津留は最近インターネット新聞『JanJan』に参加した。
「ファスレーン365」の記事も本日掲載された。
2008.01.13 | 大津留公彦のブログ2
国内には約8,000の限界集落があると言われる。
限界集落が消えることは、単に集落がなくなるだけではありません。
農山村の自然破壊、河川下流域での都市景観の変貌、近海漁業の打撃と、その影響は広域におよびます。
これはそのままにしておける問題ではない。
2008.01.13 | 大津留公彦のブログ2
自治体再生?
続・矢祭物語
~「善意の図書館」で地域再生~
2008.01.13 | 大津留公彦のブログ2
幕張メッセで5月4-5に開催された九条世界会議に参加しました。
歴史的な会議になった事は間違いないでしょう。
2008.05.06 | 大津留公彦のブログ2
資料として九条世界会議はいかに報道されたかを記録します。
検索で得られた記事を紹介します。
2008.05.06 | 大津留公彦のブログ2
「9条世界会議」を学生がe-mobileでネット放送を行った。
経験豊富なジャーナリストの 桂 敬一さんはこう語っている。
2008.05.08 | 大津留公彦のブログ2
9条世界会議ネタが続きます。
会議の前に撮られた3人の出演者のお話をyoutubeから紹介します。
高遠菜穂子さん・雨宮処凛さん・堤未果さんの3人です。
2008.05.10 | 大津留公彦のブログ2