NO.886 「誰もこの種の殺りくを正当化できない。」・・・人間の理性と良心、希望。
国連安保理の停戦決議後もイスラエルのガザへの攻撃はエスカレートしている。報道では、イスラエル軍は、ガザで100カ所以上を空爆し死者は計970人にのぼると言う。
連日の空爆で市民の巻き添えがさらに増えている。
ガザ保健省のまとめでは、死者は971人、負傷者は4418人に上った。死者のうち約4割の387人と、負傷者のうち半数の2201人は子供と大人の女性だったという。
「今のガザには安全な場所がない」、空爆や戦車などの地上攻撃に脅かされて逃げる場所もないと、惨状が伝えられている。
国会が始まり、報道の重点はそちらに移ったが、「ガザ攻撃やめよ!即時停戦を!」という世界の世論は、日に日に大きくなっている。
そんな中、次の小さな記事が目に入った。
将校ら軍務を拒否 10人超 “殺りく正当化できぬ”(赤旗 1月14日)
小さな動きかもしれないが、イスラエルが国を挙げて強行に攻撃を仕掛けるさなかに、軍の中にもこうした声が上がっていると言うことだ。【カイロ=松本眞志】ガザ攻撃参加を命じられたイスラエル軍将校が12日、軍務を拒否したことから命令違反によって法廷にかけられようとしています。
命令を拒否したのはノエム・レブナ中尉。パレスチナのマアン通信によると、同中尉は「われわれは数百人の子どもを含む900人のパレスチナ人を殺してきた。罪のない市民の殺害は正当化はできないし、誰もこの種の殺りくを正当化できない。ガザで引き起こした憎しみと怒りは、われわれに跳ね返ってくる」と語りました。
マアン通信によると、レブナ中尉を含む10人のイスラエル軍兵士がガザ攻撃参加を拒否しています。イスラエル紙ハーレツも12日、イスラエル軍予備役兵がガザ市民の殺害に抗議し、攻撃参加を拒否したと報道し、このほかにもイスラエル兵3人が同様の行動をとったと報じました。(以上、引用)
イスラエルの狙いは、ハマスからのロケット攻撃があれば、数倍にして徹底的に仕返しをする、それが抑止力となるのだ、そうすれば停戦協定もいらなくなる、それが今のイスラエルの戦略だと、誰かがテレビで解説していた。
憎しみは憎しみの連鎖を生み、暴力は暴力の連鎖を生む。
ノエム・レブナ中尉らの軍務拒否に拍手を送る。人間の理性と良心が唯一の救いであり、希望だ。
イスラエルはガザへの攻撃をすぐにやめよ。ハマスはロケット攻撃をすぐにやめよ。直ちに停戦を!
この子らの命を奪う権利は、いかなる理由をもってしても正当化できない!
殺戮は正当化できないのだ!
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2009.01.15 | | Comments(0) | Trackback(5) | ・国際政治





