NO.930 「お父さん、いい詩やろう?!」
2月2日(月) 「春の陽気」
今日、一人でおっかあの見舞いに行った。
松葉杖で歩く訓練をしていた。
「なんや、ぎこちないなあ」・・・ただ歩くだけかと思っていたら、体重の50%かけて歩くのだと言う。
「腹筋を使って歩くとよ。頭で考えて歩くのは難しい・・・」だと。そりゃまた、失礼。
「俺、この時期にしては珍しく持病も出ずに、落ち込んどらんよ。」と言うと、
「そりゃあ、画期的!10何年ぶりじゃない?張り切ることがあってよかったじゃない」と来る。
・・・ま、そういうことだけど。
持久走大会があるんだろう、近所の中学生が、畑の周りの道路を走っているのが、病院の窓から見える。。
四女の持久走大会のことに話が行く。
「あのな、本人は、6キロ休まないで走ってるって言うけど、連絡帳によると、立ち止まらないで・・・と言うことらしいよ。歩いてはいるということよ」
「ははは、そうやろうね。本人のいうことを鵜呑みしてた」と大笑い。
残念ながら、そんな体力もないはずやもん。・・・親ばか。
「ま、本人なりに頑張ってるっちゅう報告や、そいでよか。」
春の陽気の中、一人で志摩町までドライブ。
農家の軒先で野菜を買い求め、買った以上に沢山もらい、ついでに船越の牡蠣もいただいてきた。
今夜は焼き牡蠣で、軽く一杯!
2月3日(火) 「お父さん、いい詩やろう?!」
「ねえ、お父さん。いい詩やろう?!感動するよ。」
・・・夕方、帰りの車で四女が、キラキラしながら何回も何回も読んでくれた。
学校で練習している群読のプリントを広げて。
「どんなところに感動するんや?」
「ん~~、・・・とか、・・・とか、・・・」そう、詩の文言そのものが全部なのです。
軽い知的障害がある四女は、中学校の時は人と比べて劣るところばかりで、いつも小さくなって下を向いていた。高等支援学校に入り、自分の出番も居場所も見つけて、今は明るく元気になった。
今、苦手の持久走大会に向け、毎日練習しているようだ。
「速い人もいれば遅い人もいる。人と比べないで、自分なりに頑張って、自分の『心の一等賞』を目指すことが大事なんだよ」と話してあげている。
共感するものがあるのだろう。
「お父さんは?」
「なんか、お父さんがいつも言ってることとおんなじや!」
「そうね!」
・・・
皆さんにも感動をおすそ分け。
さあ、「大きな声で、心を込めて」
とっておきの一人
中山譲(ゆずる)
一番になることも たしかにあこがれるけど
それよりも 歩き続けた この道を 大事にしたい
この広い空の下 ぼくもきみも 生きていて
それぞれが かけがえのない とっておきの一人
誰かとくらべるのことに
さよならするのさ
きのうの 自分を おいこしていこう
地球に一人しかいない かがやきになるために
大きな明日を 夢に見ながら
この星を回し続ける
何でも できるほうが たしかにすてきだけど
たとえ一つしか できなくても そのことを 大事にしたい
へたでも ぶきようでも ひたむきに ぶつかるのさ
それぞれが かけがえのない とっておきの一人
ぼくしかできないことを みがいていくのさ
うらやむこともあるし 消えたい時もあるけど
いじけてるだけじゃなくて ありのままに生きてみたい
近づき そして 離れ からみながら いかしあう
それぞれが かけがえのない とっておきの一人
誰かとくらべることに
さよならするのさ
きのうの 自分を おいこしていこう
地球に一人しかいない かがやきになるために
大きな明日を 夢に見ながら
新しい ぼくが生まれる
で、病院に母親の見舞いに向かった。
「お母さんにも読んであげよう」と言っていたが・・・。
母親に、久しぶりに会った「感動」で、読んであげるのを忘れたらしい・・・!(笑)
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いつもありがとうございます。
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2009.02.03 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・父子家庭日記
