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NO.93 心に届いて欲しい・・・・陶友の歴史(4)

3行日記・・・07.10.10
陶友通信NO.109発送。みほちゃんの還暦祝いの記事。
HKさん 金のことでゴチャゴチャ。先方の担任の先生と調整のための打ち合わせ。職員KURI,夜の家庭訪問に。1歩踏み込む。 急に涼しくなった。風邪などひきませんように。





 資金作りのため募金について書きます。ちょっと長いですが、ぜひ読んで欲しいです。

「呼びかけ」はB4版にいっぱいに心をこめた楷書体だった。初心に帰るためにも、ここに再掲する。もちろん手書きしか出来なかった。


先輩や友人、知人の皆さんへ。

めぐり来る春の息吹が感じられるこのごろです。皆さん、元気でご活躍のこととおもいます。
さて、私は、このたび、別紙の通り障害者の新しい仕事場を作る準備にとりかかりました。
つきましては、皆さんの応援をいただきたく、こうしてお願いすることにしました。よろしくお願いします。

1)、私は大学卒業後13年間、民間の障害者施設で働いてきました。
知恵遅れの(まま)青年・成人期障害者が、家から通いながら作業に取り組み、生活と仕事の訓練をする施設と考えていいです。
陶芸班の担当指導員をしながら、誠実に真面目に仕事をしてきたと、ひそかに自負しているところです。

2)、仲間たちと仕事をする中で、
労働」を通じてコトバや自己表現が豊かになったり、様々な社会性を身につけていく姿に学びながら、
「みんなといっしょに働き、社会に参加すること」=「労働」こそが、青年・成人期障害者の成長と発達の源泉であると言う確信を、改めて強くしています

1人の青年がいました。軽度の知的障害と自閉症の人です
彼は陶芸が好きで、これをすることにより、心が非常に安定してきました。
しかし、施設での訓練期間を終え卒園しましたが、自分にに合う場がなく在宅となり、また心が不安定になり、安定剤の服用で顔つきまで変わっていったのです。
そのことをもきっかけにしながら私は、障害者の社会参加についてもっと深く考えるようになっていきました。

3)、私自身は、より自分らしく生きて働くことにこだわり、職業も選び様々な社会的な活動にも参加してきました。
しかし彼らにはまだごく限られた道しか準備されておらず、それに適応できなければ、自立も参加の条件も極めて狭められていると言うのが今日の実態です。

4)生産が高まれば、多様な価値が生み出され、人間の価値観も個性も多様化してきます。
より豊かでより自由な個々人の発達と成長のためには、障害者にこそその障害に合った多様な選択肢が準備されなくてはなりません。

 今日の障害者福祉は、与える側からの一定の制度は作られていますが、利用者、まさに権利主体の要求に沿った取り組みは、まだまだ遅れています。(自由権的生存権がおくれているというか・・・。)
そういう中で新しいタイプの仕事場が必要だと考えたわけです。

5)、本来、人類の発生史からしても、「労働」こそがまさに「人間発達の源泉」でした。労働こそが社会的富を生み出すだけでなく、その主体=人間そのものの発達を保障してきたと言えます。

しかし、今日では「労働の産物」から疎外されるだけ出なく、
命までも疎外される、労働が人を殺す(過労死)時代になって来ています。

そうした時代にあり、障害を持つ仲間たちの、働き社会参加を目指すなかでのたくましい成長は、人間にとって働くことの意味を改めて問うことになるでしょう。
人間らしく生きて働く(このすこぶる今日的なテーマ!)。
より自由に、より個性的に個々人が全面発達への取り組みを展開するという、ささやかな実践の試みが私たちの目指すところとなるでしょう

6)、「障害」は、人類の発生と進化の過程では「類的必然」と言えます。
誰一人として障害者とならないという保証はないのであり、決して個々の問題ではなく社会問題そのものです。
そういう点で私は、こういう仕事は「公的責任(特に財政面と住民(主体)参加』が基本」と考えます。しかし、それを待つだけでは道は拓けません。
まずは要求を自覚したものが手を取り合って運動をする・・・と、関係者の皆さんとこうした取り組みを始めたわけです。

7)、幸い私も努力の甲斐あって、公募展への入選入賞を重ね、ある程度の焼き物を商品として焼けるところまで来ました。
仲間が「自分の好きなこの仕事」とやりがいを感じ、一定の収入(年金とあわせれば何とか独り立ちできる、5万ぐらい)を得られるような陶芸窯を、五人ほどの障害を持つ仲間たちと開設しようとしているところです。

8)、今日、勤労者の生活は大変だし、こうして募金のお願いをするのは心苦しいですが、私も妻と3人の娘たち(4人目イン ザ ポンポン)に支えられ、40歳を前にざ全力を尽くす決意をしているところです。
当面月給も10万無いですが、「男が生きてやる仕事として不足はない!」(女はダメということじゃないよ)と考えています。

先ずはその心意気を高く買っていただき、募金にご協力よろしくお願いします。
最後に、皆さんのご健勝とご多幸を祈りつつ・・・。

                                       1992年3月



以上でした。今読んでも、構えだけはなかなかの格調です。(自画自賛)
当時の熱い思いがよみがえります。
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テーマ:障害者作業所 - ジャンル:日記

2007.10.10 | | Comments(4) | Trackback(0) | ・陶友の歩みと出会いⅠ

コメント

天職

昔のトモサンを思い出しました。あの頃、京都の6畳一間の貧しい新婚家庭に、二対の小さなお猿の置物を送ってくれましたね。まあるい目のかわいい、生きて動きそうなお猿さんでした。うれしかったなあ。陶芸と書くこととは、友さんの天職かも。

2007-10-14 日 21:23:58 | URL | chokobaru #- [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2009-06-02 火 23:29:13 | | # [ 編集]

類的必然性としての障がい者観

生命の発生と進化の過程における「類的必然」としての『障がい者』観、
人間は老化現象の進行に因ってほとんど全員が『障がい者』になってその生涯をとじる事実、
労働によって人間は社会を産み出し、社会関係を結び、成長出来ること、
こうした事実を我がこととして現時点の焦眉の課題として認識できるだけの知性と
それを可能とする社会的物質的基盤を人類が整備しつつある過程に生を与えられていることに感謝を覚えます。

2012-05-13 日 07:21:21 | URL | 中村健一郎 #M5/Vu11A [ 編集]

中村健一郎さんへ。

コメント、ありがとうございます。
自分ができることを精いっぱいやるのみです。
皆さんと手をつなぎながら・・・。

お元気で、再開を楽しみにしています。

2012-05-13 日 09:49:30 | URL | 友さん #- [ 編集]

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軟弱オヤジの「硬派道場」へ、ようこそ。障害者作業所所長やってます。福祉や政治、日々の思いを気ままに…。
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なお、気が弱いので「道場破り」はお断り。
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