NO.934 消費税選挙は間違いない。
30日の参院本会議。
「社会保障制度の在り方、財政責任の在り方、税制改正などを問うことで、国民生活に責任を持つのはどの党かを競いたい。」
「中福祉を目指すなら中負担が必要だ。これを国民に問うことができるかが民主党との違いだ。」
麻生総理はこのように述べ、消費税増税を含む税制改革を次期衆院選の争点にしたいとの考えを示した。
3日の衆院予算委員会。
消費税増税へ与党の大合唱だ。
質問に立った自民党議員5人のうち、保利耕輔、野田毅、田野瀬良太郎の3人が消費税増税の必要性を迫る。麻生首相もあくまで増税に固執する立場を強調して見せた。
保利政調会長は、景気対策とともに「プライマリーバランス(基礎的財政収支)の回復もおろそかにできない」、「これからの財政をどうやっていくか。政治家の責任問題だ。勇敢に対応を」と消費税増税の断行を求めた。
麻生首相は「ツケを子や孫に先送りするのは無責任だ」と述べ、これに呼応。
与謝野馨経済財政担当相は、税制改正法案の付則に「2011年度までに必要な法制上の措置」が盛り込まれていることについて、「いつかやります、ではなく、少なくとも法制上の準備はしておきましょう(ということ)」だと強調。増税実施に執念を見せた。
野田氏は、高齢化が「こんなに急テンポですすむ国は、世界で日本だけ」だと、社会福祉財源を口実にして消費税増税の必要性を主張。首相は「高齢化比率が上がるなか、消費税率が一ケタという国は日本ぐらいしか残っていない」と税率二ケタ台の本音をのぞかせた。
田野瀬氏は「国民のみなさんはいずれ消費税は上がるんだろうなということは勘付いている」として、そのための条件として、税金のムダづかいの象徴である天下り、「渡り」の禁止、国会議員定数の削減などをあげた。
公明党の坂口力議員は消費税の増税は重要だとしたうえで、「その前に所得税、住民税、法人税の見直しが必要」だとのべた。
与党が入れ替わり立ち代り消費税増税を迫り、「増税やむなし」を「世論」にしようとする異常な光景。
一方の民主党
一方、違いを問われた民主党だが、管直人代表代行は4日の衆院予算委員会で、「税金の無駄遣いをそのまま放置して、消費税の引き上げの議論に入ること自体が大間違い」とはいったものの、消費税増税自体には反対しなかった。民主党も、消費税増税は規定路線であり、自公与党との違いは増税の時期だけだからだ。
誰かが言っていた。
「どうせ麻生総理は、総選挙での敗北は避けられないだろう。どうせ負けるなら、積極的に打って出て討ち死にした方が、名誉は守れる。」と。なるへそ!
積極的に打って出るとは、財界・大企業の次なるたっての要求である消費税増税を正面から掲げること。選挙で増税を掲げるなんて、常識的にはタブーだ。それをやるといっているし、実際やれば、敗北の責任も、「増税」に転嫁できる。
「潔い負け方、仕方ない」となって、自分の名誉は傷つけずに済むかもしれない・・・。
「窮鼠 猫を咬む」ともいう。総選挙で、ノー!を突きつけ徹底的に負かさなければならない。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
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いつもありがとうございます。
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テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2009.02.05 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・消費税・財源・税Ⅲ
