NO.96 金八先生と「ぎらりと光るダイヤのような日」茨木のり子・・・「大津留公彦のブログ2」より
昨日の金八先生について、大津留さんのブログから紹介します。
あまりにも、友さんの感性にピッタリで・・・。
以下、コピーさせていただきました。
10月12日 (金)
ぎらりと光るダイヤのような日
10月11日(木)21:00 3年B組金八先生スタートスペシャルを見ました。
印象に残った金八先生の言葉は
自殺について
・日本の自殺者は年間3万2千人でイラクの死者は年間2万7千人
・ 未成年の自殺者は年間623人
・ 3Bの25クラス分
・ なぜ生きていくのか分からないと人間は生きてゆけない
「私」について
・ 主語のない幽霊のような文章は書かない。
日記はかならず「私は」ではじめる
・ 3Bのホームページを作るので日記を書いてくれ、それは金八先生の胸の中に作る
今まで金八先生は詩を引用して授業をすることが多くそれが楽しみだった。
『よりかからず』や『自分の感受性くらい』
はこの番組ではじめて知りその後も味わっている詩です。
今回も茨木のり子の氏が紹介された。
それは『ぎらりと光るダイヤのような日』です。
番組で気になる言葉ととして生徒が取り上げた文にアンダーラインを付けました。
(金八先生が取り上げたところは斜め文字にしました。)
出来るなら毎日を「ぎらりと光るダイヤのような日」「本当に生きた日」に「わたし」はしたい。」
では紹介します。
『ぎらりと光るダイヤのような日』(茨木のり子の詩集から)
短い生涯、
とてもとても短い生涯
60年か70年の
お百姓はどれだけの田植えをするのだろう。
コックはパイをどれくらい焼くのだろう。
教師は同じことをどれくらいしゃべるのだろう。
子供達は地球の住人になるために
文法や算数や魚の生態なんかを
しこたまつめこまれる。
それから品種の改良や
理不尽な権力との闘いや
不正な裁判の攻撃や
泣きたいような雑用や
ばかな戦争の後始末をして
研究や精進や結婚などがあって
小さな赤ん坊が生まれたりすると
考えたり、もっと違った自分になりたい
欲望などはもはや贅沢品となってしまう。
世界に別れを告げる日
人は一生をふりかえって
自分が本当に生きた日が
あまりに少なかったことに驚くであろう。
指折り数えるほどしかない
その日々のなかのひとつには
恋人との最初の一瞥の
するどい閃光などもまじっているだろう。
<本当に生きた日>は人によって
たしかに違う。
きらりと光るダイヤのような日は
銃殺の朝であったり
アトリエの夜であったり
果樹園のまひるであったり
未明のスクラムであったりするのだ。
他人のふんどしで申し訳ないが・・・。
如何でした?
大津留さんは、私の大学の先輩。「九大同窓生9条の会」のメンバーでもあります。
私のイチオシブログで、話題も豊富で、勉強になるし、楽しめます。
珍しい画像も楽しめ、いろんな情報にアクセスできます。
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2007.10.12 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・ゆう楽庵つれづれⅠ
