NO.969 がんばれ若者たち!・・・2月のいろり塾。
「いろり塾」を始めたきっかけ
工房陶友には年間を通し数十名の学生実習・ボランティアが来ます。
障害を持った仲間と同じ体験をし、一緒に笑って感動する。
見えない障害の壁を越えていく。
そんな体験を一緒に経験したみんなは陶友の仲間です。
いつまでもここで感じた気持ち、経験した事を忘れないでほしい。
今後も陶友とのつながりをもっていられる場、自由に学べる場を!!
そんな想いから始めた若者の学びと交流の場です。
「いろり塾」とは
「いろり」は昔から家族団らんの中心となる場所であり、食卓として、暖をとったりする場所として、各家庭で使われてきました。
そんないろりの火をみんなで囲み、話しているとなんだかなつかしい感じがします。
みんなで輪になり、あったかいいろりの火を肌で感じながら、たくさんのはなしをします。
そこに集まる人はみんないろいろな立場で人生を歩んできています。
世代を越え、自分とは違う立場の人達と交流を深めていく。
いろいろな人の考えを聞いていると、自分はちっぽけだなあと感じるかもしれません。
もっと広い視野で!もっと自由な発想で!主役は自分だけれど、自分ひとりだけでは生きられない。そんな中、自分は何ができるだろう・・・?
一人ひとりが自分と向き合ったとき、本当の自分に出会えると思います。
「いろり塾」はそんなきっかけを与えていける場所でありたい。
ここにまた帰ってきたいと思ってもらえるような、心のつながりのある、あたたかい場所であり続けたいと思っています。
・・・そんな感じのところです。
はじめは、私がでしゃばって「塾長」になって、偉そうなことを話そうかという魂胆でしたが、すぐに方向転換し、「若者の 若者による 若者のための」塾にしてもらいました。
若者たちは希望です。
自分たちで考え自分たちで運営しながら、少しづつ成長していって欲しいものです。

2月のいろり塾 では、私に講師依頼がありましたが、他の会議があったために、若い職員が頑張ったようです。見直しに直面している障害者自立支援法について、改めて学んだそうです。
私も会議終了後に、飲み会に参加したかったのですが、気おくれしてやめました。(昨日もしこたま飲んだし・・・)
では、感想の一部を紹介します。
「全ての人が大切にされる社会を――政治の責任で」
「つながる まなぶ かえられる」
障害者自立支援法によって起こっている問題は政治の責任です。政治が作り出したことなら政治の力で元に戻す事ができるはずです。
みんなが持っている愚痴や思い・願いを交流する場を増やして、何でも交流してつながること。つながった仲間と社会のしくみを学び、根本を知ること。そしておかしな社会を一緒に変えることを引き続きやっていきたいです。 (ガンダム)
僕が福祉を学び始めて心から思うのは、
その人がその人らしく生きるために行う活動に、なぜお金を払わないといけないのか、自立支援法を含め様々な社会保障関連のこの国の考え方を伺ってみてそう思います。「もし私自身が~だったら・・・、もし自分の親が~だったら・・・」そういう捉え方から福祉は始まると僕は考えています。その上で、今のこの国の建前的な社会保障は本当に腹立たしく、また自分も含めて国民はいつまで他人事で済ませていくんだろう、とまた腹立たしく思いながら、自立支援法のお話を聞かせていただきました。これからは、もっと広い視野を持って、大きな声あげて、みんなのためはもちろん何より自分のために、行動を起こして行きたいです。 (イシバシ)
『何もしない事は 賛成を意味する』
先日、テレビで見た中で出ていた言葉。それは、戦後、原水爆禁止の署名活動をした女性たちの物語でした。
戦争が終わったあと、水爆実験によって、第五福竜丸が被爆。その当時、食べる魚は放射能に汚染されているかもしれない、降る雨も汚染されているかもしれない・・・「安心して生活することができない」そう感じた女性たちが原水爆をなくすために、署名活動をはじめました。
その中で、通行人から、「ただ名前を書いて何になるんだ?」と聞かれたときに答えたセリフです。
「何もしない事は、賛成を意味します。 だから、反対に名前を書く事に意味があるのです。」と。
今日は、自立支援法の話をしました。私たちがいつも訴えていることが本当に普通の人に伝わっているのか、どう感じられているのかを少し聞くことが出来ました。
おかしいと思ったら、小さいことでも行動にうつさないと!! (とくい)
私が正直に感じた事は・・・
弱い立場に置かざるを得ない立場の方々からお金をとり、更に障害者に対しての理解と今おかれている状況も知らないということにとても腹が立ちました。
自分も知らなかったのですが私は少なくとも知ろうと考えています!!もっと知ろうと努力してくれる方が増えてくれれば今の不都合かつ厳しい状況も打開できると思うし、国{日本}自体も良くなると考えています。
今国民と政治家が協力して行動を起こさないと福祉に対しての意識がまた薄れていき、ずるずると引きずってどうでもいいやと考える人が増えこれから先改善はされないと考えています。また、議論する機会がありましたら!!
ぜひ!!!!時間を作って参加させて頂きたいと思います。
(ムトウ)
『スウェーデンに住みたいな! {輪}になりたい。』
人が手を握り輪を作ると、そこにぬくもりが生まれます。その手が離れてしまったときみんなが考え、思いやることでまた、一つの輪ができます。 日本はこのようなぬくもりある輪を作る社会であって欲しい。 (ひっこしのさかい)
久しぶりの 「いろり塾」は
福祉の内容の事を切り口に、社会保障や人間らしさ、そして社会のあり方を考える良い場になったと思います。また、皆でつながる事に意味があります。私自身、もっと学んで人間性を高めないといけないなと感じました。まだまだです・・・。 (くり)
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いつもありがとうございます。
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2009.02.22 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・道場日記・オッス!!
